洞窟フラメンコ 2 


この女性の踊りが一番迫力、貫録ともに、群を抜いていました。
ギターをかき鳴らす男性、歌う男性,小さな子供たち、まるで家族のように見えますが、そうではなく、踊り自慢、歌自慢の人たちが集まって、観光客のためのショーをやっているようです。
この次の夜、タブラオでプロのダンスを見ましたが、こちらの方が楽しかった。
小さな子供も踊ったからかもしれません。
子供と動物には勝てないといいますから・・・
               
         
       
一人で踊っている女の子は、初め、レッスンはあまり好きではなかったのに、
男の子がパートナーになってからは、ゴキゲンで稽古をするようになりましたと・・・。
小さい女の子は踊り終わると、ママにぴったりくっついて、まだほんのネンネです。
黄色いシャツの男の子はまだ10才だというのに、踊っている時のしぐさは、流し目、ウインク、さすがにたいしたもので、友達の一人はすっかりファンになってしまいました。

 私たちが帰りのバスを待っている時、この二人がバラバラと駆け出していきました。
もう10時をまわっています。
きっとキャンディでも買いに行ったのネ、と話し合っていたらやはり、飴玉を手に帰ってきました。
そこを捕まえて、二言三言、会話を交わしたら、さきほどのダンスの時とは大違い、何処にも居るような10才の男の子と女の子にかわりはありませんでした。
今ごろはすっかり大人びてやはりコンビで踊っているでしょうか。


 

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